民主党小沢代表ネットで若者にアピール
民主党小沢代表が一昨日若者にネットでアピールを行ったようです。
ただ、このネットでのアピールはあまりうまくいかないと思います。しかもかえって逆効果になる可能性さえあると思います。ネットでのこのようなアピールは、むしろ格好の誹謗中傷の的であり、ネットはいまや、欲望と私利私欲の世界と化しているところがあると思います。
また、アピールの内容にも問題があり、内容に問題がなければ、ネットでの主張は問題ないのですが、これは大きいです。具体的には、「政治の細かいところを知る必要はない。ただ、その一票で政権が変わるということを認識してほしい」という趣旨の内容であったのですが、確かに、わたしもその通りであると思います。なぜなら、本当に政治の細かいところなど知る必要がなく、結果が重要であることを認識しているからです。例えば、結果がよければ、その手段が少し汚い手段であっても政治においては、そのことはあまり問題ではないと思います。
しかし、政治=政策や制度と捉える人もいます。また、政治のことを知らない人は、政治の細かいことも知りたいと思うのが通常です。
したがって、今まで、自民党は制度や政策の説明が不十分であったという社会一般の認識からすると、この主張で、やっぱり民主党も自民党と同じで政策や制度の説明などはしないのだと思い込むことがあると思われます。
この点、政治=政策や制度のことではないのですが、今、このような認識をする人が非常に多いのも事実だと思います。
つまりここでは、「わたしたちは、政治の細かい部分も知る必要がある。しかし、今の政権はそのようなことは説明義務を十分に果たしていない。したがって、われわれが政治の細かい部分もしっかりと伝えられる国家を作り上げていくので、その1票で政権を変えられるのだという認識を持ってほしい」というのなら、そのほうがまだ印象がいいかもしれません。
ただ、ここで注意しなければならないのは、情報の送り手がどのような意図で情報を発信したかということが重要なのではなく、情報の受け手が、どのように受け取ったかが重要なのです。
わたしも以前これに似た状況に遭遇しました。あるメールが携帯に届いたのですが、文面には暑中見舞いのような形式で、暑中見舞いのような文章が書かれていました。
わたしは、メールを長々とは見ない習慣があり、文脈などで要点を把握し、メールを開いたら2秒くらいで閉じてしまいます。
したがって、このメールは暑中見舞いだとおもったのですが、実は今度集まる事を知らせるつもりで送ったようでした。
そして、その送った人の言い分を聞くに、「私が何の意味もなく送るはずないので、その送った意図を察知してほしい」といわれました。
しかし、どのような場合でも、情報の送り手が考え、思ったことが重要なのではなく、情報を受け取った側がどう考えるかが重要なのだと思いました。
この点、用件を知らせるには、やはり一番重要な事項を最初の文脈でしっかりと説明すべきですし、タイトルも重要です。
ちなみに、このメール、後からしっかりと見返してみると、最初から最後まで内容も暑中見舞いでした。
参考記事
産経新聞 民主党の小沢一郎代表は19日、インターネットのテレビ番組に出演し、「政治の細かいことを知る必要はない。自分たちの1票で政権を代えることができる。それだけを分かってもらえたらいい」と述べ、若者向けに政権交代の必要性をアピールした。
小沢氏はタレント、上原さくらさんのインタビューに「役所は今までやってきた通りのことしかできない。自民党は持ちつ持たれつでやっているから役所に対して何も言えない。だから、不景気や金融危機だと言っても、思い切った政策を打ち出せない」と自民党批判を展開。「時代に合うように仕組みを変えるのが政治家の役割だ。今の政権が自分たち(国民)のこと考えていないと思ったら、違う政権を選べばいい」と訴えた(産経新聞引用)。